2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

もくじ

レオン・ウェルトに 最初は献辞です。 1章 6才のころ、絵をあきらめました。 2章 王子さまとは、砂漠のまんなかで出会いました。 3章 王子さまの謎が、すこし、明かされます。 4章 王子さまの惑星は、とてもちいさいのでした。 5章 惑星を破壊するバオ…

27章

そして、6年が経ちました。 27章 さて、ほんとに、もう6年になるんですね…。このお話をするのは、最初で最後です。ともだちはまた会えて、わたしが生きているのをとてもよろこんでくれました。ほんとは悲しかったんです。でもわたしは「つかれたよ…」って…

26章

王子さまとの別れのときがきました。 26章 井戸のとなりには、むかしの石の壁の名残りがありました。仕事にもどった次の日の昼下がりになると、ちいさな王子さまがその上にすわって、足をブラブラさせているのが見えました。こういっているのがきこえまし…

25章

王子さまは明日で地球にきてちょうど一年なのでした。 25章 「ヒトは」と、ちいさな王子さまはいいました。「急行列車に乗るけど、なにをさがしてるのか、もうわからないんだ。躍起になって、グルグルまわってるだけなんだ…」 そして、こうつづけました。 …

24章

王子さまと、水を探しに出かけました。 24章 砂漠での不時着から、八日めを迎えていました。物売りのお話をききながら、手持ちの水の、最後のひとしずくを飲みました。 「あぁ!」と、わたしはちいさな王子さまにいいました。「思い出話はいいけどね、飛行…

23章

王子さまは物売りにも会いました。 23章 「こんにちは」と、ちいさな王子さまがいいました。 「こんにちは」と、物売りがいいました。 のどの渇きをスッカリ鎮めるという、粒ぐすりの物売りでした。ひと粒飲めば、一週間、なにも飲みたくなくなるというも…

22章

王子さまは、列車で行き交う人々を見ました。 22章 「こんにちは」と、ちいさな王子さまがいいました。 「こんにちは」と、線路を切り替えるひとがいいました。 「ここでなにをしてるの?」と、ちいさな王子さまはいいました。 「旅行するひとたちを仕分け…

21章

王子さまは、キツネに、ある秘密を教わります。 21章 そこに、キツネがあらわれました。 「こんにちは」と、キツネはいいました。 「こんにちは」と、ちいさな王子さまは答えて、そぉっと見まわしましたが、なにも動くものはいません。 「こっちだ」と、声…

サンタのための想定問答集

もう12月ですね。 今週のお題「サンタクロース」にちなんで、前に Lang-8 に書いてみた Q&A を集めてみました。(初出: 2009年12月 http://lang-8.com ) よろしかったらどうぞ。 (1)問「サンタさんはどうやって世界中の子供に一晩でプレゼントを配れるの?ぜ…

20章

庭に咲き乱れるバラの花に、王子さまは落ちこみます。 20章 それでもちいさな王子さまは、砂を、岩を、雪を越えて、長いこと歩きとおして、とうとう、道を見つけました。道という道は、たどれば、ひとに行きつけるものです。 「こんにちは」と、あの子はい…