「顧客」という言葉

「リーンソフトウェア開発と組織改革」という本を読んでいると(これは今読んでいるとてもおもしろそうな本です)、「顧客とは誰のことか?」という見出しで、「まず思い浮かぶのは出資者。使用者は出資者とは別な場合もある。サポートチームも顧客だ。」という論調で書かれていました。

この顧客という言葉は、おそらく customer の訳語だと思いますが、日本語で「顧客」というと、お金儲けをする商人にとって、お金やその他のなんらかの物事を提供してくれる人という感じがします。「お客様」もそうですね。

でも、customer の語感というのは提供してくれる人というよりは商品やサービスの提供を求める人というものではないかと思います。
「顧客」より「発注者」とか「注文主」、あるいは「お得意さま」のほうがいいんじゃないでしょうか。

リーンソフトウェア開発と組織改革

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