「ナポリを見て死ね」

 なぐはしき京見て死ねとあかねさす天使突抜春のあけぼの  塚本邦雄

 こういう短歌があるそうな。
http://homepage2.nifty.com/cygyk/tanka/kansyo_tanka2008.htm#akanesasu1

 この短歌の意味は、たぶん「名高い京都を見るまでは死ぬなと言わんばかりに美しい、茜色の陽光が差す。京都市内の天使突抜通りに、いま春の曙が訪れる」。

 「京見て死ね」は「ナポリを見て死ね」のもじりでしょうね、きっと。

 イタリアの有名なことわざ「vedi Napoli e poi mori」を日本語に訳したものだそうで、英語なら「See Naples and then die」だとか。
http://www.kunishiro.sakura.ne.jp/column/10/c19.html

 こんなふうに訳すのもありかな。
 「死ぬのはナポリを見てからにしな」
 「ナポリよいとこ一度はおいで」