起承転結の基本形

 起承転結というのをテンプレート化して考えると、こんな感じかもしれない。

(起)主人公は

 主人公に特別な色をつける。
 特別な出自だったり、特殊能力であったり、見た目の特徴であったりする。

(承)いろいろ事情があって

 主人公らしさをエピソードで飾る。
 他の登場人物との付き合い方の典型を描く。
 ストーリーを引きのばそうと思えば、別の起承転結を入れてもいいので、ここでどんどんのばせる。
 短いお話の場合は、ここをあっさり通過すればよさそうだ。

(転)ある事件をきっかけに

 主人公の性格とそれまでのエピソードから導かれるある極点。
 「ついにやってしまいました」「やっぱりね」と思えるような事件の勃発。

(結)なにかする

 結果として主人公がどうにかなってしまう。
 成功したり、失敗したりする。
 つまり、何かを得るか、何かを失う。
 具体的には富や愛や命。
 「なにもかわらない」というのもあり。