アシモフ夫妻の共著

 "How To Enjoy Writing: A Book of Aid and Comfort" by Janet and Isaac Asimov [Cartoons by Sidney Harris]
 タイトルを日本語にすれば「執筆の楽しみ方 ― 救いと慰めの本」か。
 Amazonマーケットプレイスで頼んでいた本。きのう届いた。ペーパーバックで1578円。送料込みで1918円だった。
 薄い本。160ページしかない。さらにときどき一齣漫画のページ(18ページ)。
 もくじはこうなっている。

Contents
INTRODUCTION
1. THE FUN OF IT
2. THE WORK
3. COPING
COPING I
COPING II
COPING III
WRITER'S BLOCK
OH, WELL
4. EDITING AND REACTING TO EDITORS
5. WHAT WRITERS GO THROUGH
6. PROMOTION
7. CRITICS
8. WORDS VS. PICTURES
9. BRIGHT FUTURE: WRITING NON-FICTION [an article by I.A.]
10. IMAGINATION: THW JOYS OF WRITING FICTION
11. IN PRAISE OF SPECIALIZED FICTION
12. WRITING CHILDREN'S BOOKS
13. IN CELEBRATION OF HUMOR
14. WRITING -- FOREVER?
15. OTHER WRITERS
16. INTEGRITY [I.A.]
17. A LAST PLEA: WRITE WHAT MAKES PEOPLE FEEL BETTER
18. MEDITATION FOR WRITERS
19. THE WRITER'S WORKING LIBRARY FOR AID AND COMFORT
INDEX

 ネット上の書評をみると、どこがアイザックの書いた部分でどこがジャネットの書いた部分かわからないのが気に入らないが例によってアイザックはほとんど名前を貸しただけだろうというようなのもあった。アイザックとしてはジャネットが自分の死後も作家として独り立ちできるように最大限の助力をしたつもりだったのかもしれない。共著として自分の名前を入れれば本の売れ行きが増える。どの部分がどちらの手になる文章かをほとんどわからなければジャネットが自分と遜色ない筆力を持っていることを示すこともできる。そんなことを考えたのだろうか。
 ともあれ、文字数は少ないが、内容は多岐にわたっているようで、楽しみだ。