「荒野の蒸気娘」

 あさりよしとお著のコミックス。全4巻。アマゾンのマーケットプレイスで購入。
 それほどおもしろいと思わなかったが、妻には性にあったらしい。1巻を読んでみて「読んだらおもしろかったよ」とのこと。そういわれると、「そこそこおもしろかったっけ」と、つい自分の認知にあらためて疑いを持ってしまった。
 もちろんまったくおもしろくなかったというわけではなく、絵柄だけでなくシチュエーションのとりかたにも話の運びにも著者らしさはある。天真爛漫な女の子とそれに振り回される男の子(おにいさん)、ちょっと斜に構えたお姉さんに、過激なおじさん、といった顔ぶれは著者の常道でもある。
 おそらくは期待を持ちすぎていたのだろう。
 いや〜、「るくるく」はおもしろかったな。