鍋物スコア

 きのうの夜にキムチ鍋をしたときに話していたこと。

 餃子は(お肉はでもいいけど)いくつずつだからねーなんて、数えながら食べるのは面倒だけど、現時点でいくつずつ食べたかをスコア表示するスクリーンを見ながら食べるならおもしろいかもしれない。
 自動的に摂取カロリーも計算して表示してくれるとか。
 ゲーム感覚でピッタリ賞とか表彰したりして。

 ゲーム機内でのバーチャルな鍋物ゲームなら実現するのはかんたんだけど、実際に食べてる鍋で実現しようとしたら、何が必要か。鍋の中にあるもののうち、何がどれだけ個人の取り皿に移動したか、あるいは、さらに個人の取り皿から個人の口の中(体内)に取り込まれたかを検出できる必要がある。

 食べられるRFIDタグみたいなものがあればいいかも。体内にとりこんでも安全な材料でできているものなら。消化できるならそのほうがいいか。蛍光タンパク質をいじれば電波発信タンパク質だって作れるかもしれない。蛍光で発する可視領域の電磁波が出せるなら、それよりもずっと長い波長の電磁波だって出して出せないこともないだろう。十分長い波長の電磁波が検出器に必要なだけの出力を持てば、体外から検出できるはずだ。

 問題は、安全に、しかも安価に作れないと使えないことだ。スコア表示の仕込みと運転にかかる費用が、鍋物自体の費用よりもずっと安くないと、まず話にならないだろう。かなり無理な話ではある。