インディアン

 JRの駅のホームで電車を待っていた。到着した電車があって、人が大勢降りてきた。人の流れに囲まれる。甲高い叫び声が聞こえた。アメリカインディアンのような奇声だ。ナバホ族、いやアパッチ族か。西部劇の襲撃のシーンが脳裏によぎった。奇声が飛び交う。ピストルの音でも聞こえてきそうだ。と思って見ると、奇声の主は高校生くらいの女の子の集団だった。そうか。インディアンって、黄色い声だったんだ。