自己再生衣料
もったいない。まだまだ着られるのに…。
袖口や裾がすり切れたり、縫い目がほころびてしまったりすると、残念、もうその服は着つづけることができなくなってしまいます。生地やデザインには問題がないのに。
同じものを購入できるときは買い替えてもいいのかもしれませんが、お気に入りの服はえてして手に入りにくいものです。
そんな問題をはじめからなくしてしまうのが、この自己再生衣料です。バイオテクノロジーとナノテクノロジーの融合が生み出した「生きている服」は、落ち着いた色から目の覚めるような色まで、様々な色や手触りを楽しむことができます。そしてこの神秘的にも思える再生衣料の生命活動は、自動的にほころびやすり切れを繕い、いつも新品同様に生き生きとした姿を保ちます。
植物と、それをケアする人工微生物たちが作る小さな生態系を着る。ささいなほころびやすり切れのせいでお気に入りの服がすぐに着られなくなる時代よ、さようなら。これをまとえば、あなたは新しい時代の森の精になるのです。