Dr.パルナサスの鏡
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2010/07/02
- メディア: DVD
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PG12指定と書いてあったので、また「パンズ・ラビリンス」みたいに重苦しいところのある映画かも、とちょっと警戒しながら観ました。たしかに首吊りシーンがあったりするので、そこが問題箇所だったのだろうとは思いますが、警戒はまあ杞憂でした。
特撮効果は可もなく不可もなくといったところ。娘が16になったら引き渡すという悪魔との契約で不死になって1000年も生きてきたというパルナサス博士。彼かなり年老いた見かけの老人ですが、今年16歳になる娘がいます。彼らはほかに若い男性や中年の小人たちと一座を作って貧しい大道芸人として暮らしています。ストーリーは破天荒なファンタジーですが省略します。ラストシーンで博士は娘(?)が幸せに暮らす様子をガラス越しに見つめながら、声をかけるのも控えてまた大道芸人として生きて行きます。そのシーンがエンディングというのが、悲しみを誘いました。博士は都会に蔓延するホームレスの老人の象徴なのでしょうか。
主演(?)の女優さんがちょっと日本人みたいな感じでした。