サロゲート
- 出版社/メーカー: ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
- 発売日: 2010/05/21
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絶対安全を標榜されていたサロゲートだが、操作者が死亡する事故が起こる。過負荷銃と呼ばれる武器が使われていた。過負荷銃はサロゲートにウイルスを注入するとともに、サロゲートの安全装置の制限を超えて操作者にストレスが与えられ、死に至らしめるというものだった。
主人公の刑事も、日頃はサロゲートを操作して犯罪捜査を行っているが、VSI 社のサロゲートの発明者にして取締役会長である博士が狙われていたことを知る。過負荷銃はVSI 社が軍からの中止された計画で開発済の武器であり、取締役会と対立した博士を殺そうとしたものだった。博士は過負荷銃を奪い、全世界のサロゲートに過負荷銃のウイルスをばらまいて、全世界のサロゲートを機能不全にし、その操作者全員を殺して、世界の歴史を元に戻そうとする。
間一髪のところで主人公は操作者への過負荷発動を阻止するが、サロゲートの機能停止はあえてそのままにする。全世界でサロゲートが停止する。そして全米と世界中の街に、呆然となった市民がさまよい出てくる。主人公は息子を事故で亡くして以来、自宅にいながら別々の部屋で過ごしつづけていた妻と再会する。
ストーリーはまずまずだけど、設定はおもしろい。ウエストワールドを思い出した。ただし、危機はあくまで悪意ある人間の仕業であるところはマイケル・クライトンの作風とは違う。クライトンなら悪意のないシステムが人間に牙を向く様子を見せてくれたところだったろう。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2000/04/21
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