ウォーターワールド

 

 SF映画は久しぶり。温暖化した未来の地球。人は一生を海の上で暮らし、陸は伝説としてしか知られていない。真水は貴重品。薄汚れたペットボトルをグラスの代わりに使ったり、赤錆びた石油タンカーを根城にするギャングがいたりする。主人公は名前のない、マリナーと呼ばれる男。鰓呼吸もできるミュータントだ。昔日の遺物を利用して工夫を凝らした舟で暮らしている。海上の街に交易に来たところで街が襲撃を受け、そこで知り合った女性とその連れの女の子を連れて逃げる。女の子は背中には、伝説の陸(ドライランド)への道が示されているという地図の入れ墨がある。それを狙うギャングとの闘いと勝利。そして伝説の陸地を見つけるが、まもなく再びマリナーはひとり海に出る。そこそこおもしろい。