日本史鳥瞰

縄文時代には縄目文様が特徴的な、いびつな土器が利用されていた。入れ墨が一般的だった。
弥生時代になるとなめらかな土器が作られ、水田での稲作が広がって、貧富の差が拡大した。
古墳時代になると各地に豪族が生まれ、天皇家が有力となった。朝鮮半島に進出し、中国との国交を開き、仏教が伝わって神道と同じくらい浸透した。
飛鳥時代になると天皇奈良県周辺の一豪族から国王となって大和朝廷を開き、中国との国交を拡大した。
奈良時代には中国を意識した制度を作り対等な外交を行おうとした。貴族は次第に戦闘を部下に任せるようになった。
平安時代には都が京都に移され、漢字から仮名が作られて、日本風の文化が生まれた。末期には海戦を得意とする平氏が政治を左右した。
鎌倉時代平氏を倒した源氏が貴族のいる京都から離れた土地に置いた鎌倉幕府が政治の中心となって始まった。末期にはモンゴルが襲来した。
南北朝時代にはモンゴル戦でたまった武士の不満が幕府に対する貴族の不満と重なって鎌倉幕府を倒したが混乱した。
室町時代南北朝時代の混乱に乗じた足利氏が京都に室町幕府を開いて始まったが貴族化し、各地の武家が大名化した。
戦国時代には各地の大名が室町幕府を無視し、互いに争いあうようになって覇権を競った。
安土桃山時代になって最有力の織田信長が再び全国を統一したが暗殺され、家臣の豊臣秀吉が大名の総帥となった。
江戸時代は大名のひとりだった徳川家康豊臣氏を滅ぼして江戸に幕府を開いて始まった。江戸幕府は巧みに大名を制御し、鎖国によって外国からの影響を排除しようとしたが、アメリカからの圧力で破綻した。
明治時代には幕府への不満から天皇が再び君主として返り咲き、東京に遷都した。欧米との国交が開かれ、工業生産を奨励し、近代兵器を採用し、日清戦争日露戦争に勝利して領土を拡大した。
大正時代には関東大震災が首都東京を襲った。
昭和時代にははじめ軍人が政治的影響を拡大したが、第2次世界大戦に敗北して軍備を制限されると商工業が発展して多国籍企業を輩出した。末期には三公社と呼ばれた国有会社(鉄道・通信・タバコ)が民営化した。
平成時代にはバブル景気と呼ばれた昭和最後の好景気が弾け、さらに世界同時不況に包まれた。自衛隊は海外派遣を求められるようになった。

 とりあえずこんな感じ?