日曜日のこと

 日曜日はおとなしく市内で過ごした。朝ごはんにはパンの代わりに残っていた最後のワッフルケーキを2つずつ食べた。
昼食は卵どんぶりを作って食べた。
その後、妻と図書館に行った。歩いて行き、歩いて帰った。
 その日曜日、日差しは明るく、まぶしく、暑かった。対照的に、木陰やコンクリートの影は涼しかった。明るい空の下で、よく育った丈の長い草の緑の葉がすらりと伸びていた。


草の上には、蝶も飛んでいた。ある二匹の蝶は、たがいを回りあうようにどんどん高く昇っていった。あれは番いの蝶だったのだろうか。途中、祭りの光景にも出会った。最初は音だけだった。工事現場で聞こえてくるトラックをガイドするホイッスル。それは実は祭り囃子なのだった。


ところどころに祭りのポスターが張ってある。狭い道に人だかりがしていた。青い生地に赤い文字の法被の人たちが金色に輝く神輿を担いでいた。

空気はぬるく、風が恋しかった。
 図書館では、岩波文庫の中国名詩選(上)

中国名詩選〈上〉 (岩波文庫)

中国名詩選〈上〉 (岩波文庫)

(中)
中国名詩選〈中〉 (岩波文庫)

中国名詩選〈中〉 (岩波文庫)

(下)
中国名詩選〈下〉 (岩波文庫 赤 33-3)

中国名詩選〈下〉 (岩波文庫 赤 33-3)

レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー
センス・オブ・ワンダー

センス・オブ・ワンダー

そしてK.C.コールの「数学の秘かな愉しみ」
数学の秘かな愉しみ―人間世界を数学で読む

数学の秘かな愉しみ―人間世界を数学で読む

を借りた。
 図書館を出たときもまだ日は少し傾いた程度で、空は青く、雲は白く、うろこ雲は美しかった。


業務スーパー」でオリゴ糖を買って帰った。

 帰宅すると、おやつにフルーツゼリーを食べた。

その後はすぐに夕食を用意した。夕食は、自己流の青梗菜飯。白ごはんにヨーグルト風味のベーコンミルクスープをかけ、オイスターソースと青じそドレッシングで煮たチンゲンサイをトッピングしたもの。味はまったくの洋風である。

おいしくできた。
 夕食は18時頃だった。零時頃に床に就く頃、妻は空腹を述べた。どうやら夕食が早すぎたようだ。だがそのままなにも食べないで寝た。たぶん、夜遅くには食べないというのは、妻の掟なのだ。