アラニンの語源は不明?
古書でアシモフの「脳 生命の神秘をさぐる」を購入した。
- 作者: I.アシモフ,桜井靖久
- 出版社/メーカー: 白揚社
- 発売日: 1972/09
- メディア: 単行本
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本はホルモンの章から始まる。ここで、アラニンの語源について、アシモフの「脳」では「Alanine: 口調がよいのでつけられただけの名前のようである」*1と書かれている。
「なんだそれ」と思ってWikipediaをはじめ、web検索もしてみたが、アラニンの語源についてはどこにも見つけられなかった。おかしい。有機化学の言葉が先史時代から知られているはずはないのだから、そう遠くない時代に、誰かが命名したはずだ。その誰かにはそれなりの命名理由があったはずだ(たとえ感心するような理由ではないとしても)。どうして発見や命名の由来が見つからないんだろう? そう思って見はじめると、他のアミノ酸にしても(少なくとも日本語と英語のwikipediaでは)歴史とか由来についてはあまり触れられていない。ううん、むずむずするなあ。