web拍手

 ときどき、ブログでそのページにあるボタンをクリックすることを求めるものがある。いわゆるweb拍手というものだろうが、これを書き手から求められることには違和感がある。本来その用途は、そのページがおもしろかったり役に立ったりしたことを読み手が明示的に意思表示することを助け、書き手に伝えることにあるのではないかと思うからだ。
 だから本来なら、読み手が自分の内からこみあげてくる自発的な衝動に圧されて、押したくなって押すべきものだろうと思うのだ。言われたから押したのでは、本来の役割を果たさなくなってしまい、機能の濫用だと感じるのである。
 これと同じ種類の違和感を感じるのが、選挙戦で「最後のお願いに参りました」と声を張り上げている候補者だ。