豊島区の白亜の塔

 池袋駅のまわりを歩いていると目につく大きな白い塔がある。かなり太くて、途中にところどころ窓のような、カメラか照明のようなものがついている。まわりには比較になるような大きなビルがないせいもあって、とても巨大な塔に見える。その正体は謎だった。いや、ただ確かめることをしなかっただけだが。



 それがなんなのか、きょうはじめて確かめた。

 豊島清掃工場の建物の一部であった。炉があるということなので、あの塔はやはり煙突なのだろう。低い煙突だと煤煙が周辺に拡散してしまうので、高いところまで煙突を伸ばしたのかもしれない。空気より軽い煙なら、煙突が高ければ高いほど、あまり下界に向かっては散乱しないだろう。
 見学も希望すればできるらしい。原則は東京23区に在住または通勤・通学していることが条件になるがそれ以外でも電話で希望すれば可能らしい。そのうち見学してみたい気もする。