フィギュア店巡り

 きょうは妻の希望で中野ブロードウェイという商店街(?)と秋葉原ラジオ館を訪ねた。人形を扱う店が目的である。人形といっても日本人形ではなくいわゆる着せ替え人形や、一般にフィギュアと呼ばれるような人形だ。
 妻はいろいろと趣味を持っているが、そのうちのひとつに人形がある。いわゆるリカちゃん人形とその周辺(ジェニーなど)のコレクションがメインだが、素体と呼ばれる顔のない裸の人形を購入して顔を描いたり服を作って着せたりということもしている。きょうのフィギュア店はそうした素体を扱う店である。
 中野は新宿で中央線の快速に乗り換えると隣の駅だった。駅を降りてそのまままっすぐに商店街のアーケードを抜けると抜けたとたんに「中野ブロードウェイ」と書いてあるビルがある。目的の店はその3階だということだった。3階直通のエスカレータで上がると「まんだらけ」という店が広い面積を占めているが、その端から少し行ったところに「PARA BOX」というその店があった。ごく小さい店で、うっかりすると見落としそうだ。お店の人が一人座っているだけでほぼ一杯のような感じだった。その小さな店舗に表から店内までぎっしりと人形や人形のための小道具などが陳列してある。妻の目的としていた「オビツボディ」という商標の素体はすぐに見つかった。購入後、さてこれからどうしようということで、前日妻がここにも行きたいと言っていた秋葉原のラジオ館にあるというまた別のフィギュアショップにも行ってみることにした。
 秋葉原の駅を出たところで斜め向かいの方向にラジオ館のネオン看板がある。そのまま裏手にまわって階段を上がる。4階と6階にフィギュアショップがある。Azoneという名前の店があり、身長60センチの大きめのフィギュアが何体も飾ってあって圧倒された。妻によれば、さきほど中野ブロードウェイで購入したのと同じ商品がもっと安く売られているそうだ。ちょっとショックだということである。6階にはボークスという名前の店があり、こちらはさらに広い店舗面積で多数のフィギュアが展示されている。ディスプレイにも凝っていて、なかなかすごい。ちょっとした展覧会のようだ。ひとわたり見てまわると、ラジオ館を出た。
 けっこう歩いたようだ。