logorrheic

 アシモフの手紙を集めた「Yours, Isaac Asimov」。その4ページに出てくる単語。
 ボストン大学アシモフについての手紙から書き損じまでありったけを保管しているというアーカイブの管理者への手紙に出てくる。

18 August 1975
Oh my goodness, I didn't know you wasted time reading the stuff
I send you. Shame on you. You have better things to do with your
time. You may not have gotten the best writer in the world, but
very nearly the most logorrheic.

 logorrheicという言葉は、外出時に携帯している小さい辞書には載っていなかった。(Oxford Mini Dictionary。)
 家に帰ってからweb検索してみた。「英辞郎 on the WEB」にもない。最初にみつけたページでは「ことばもれの」と書いてある。その「ことばもれ」という言葉がわからない。別のページには、「病的多弁(症)」とあった。英英辞典のページには、「とんでもなくよくおしゃべりな」というような意味のことが書いてあった。
 logoというのはlogos、言葉という意味だろう。すると「言葉数が多い」という感じか。あるいは「しゃべくり」か。「口数が多い」というと「口うるさい」という意味になってしまってちょっと違うかな。

1975年8月18日
 正直なところ、私が送ったものをまさか「読む」ことに時間を費やしておいでとは
存じ上げなかった。貴方には恥じている。もっとしたいこともおありだったろうに。
貴方が得た作家は、世界最高のではないにせよ、言葉数の多さではまず一番でしょう。