きょう観たDVD:映画「ミッション・トゥ・マーズ」

 まっとうなSFを映画で作りました、という雰囲気の映画。描写と映像、カメラワークについては「2001年宇宙の旅」とか「2010」に匹敵する雰囲気が出ていていい感じです。ストーリーは、ちょっと息抜きが足りない感じです。エンタテインメントとしては不発でしょう。少なくとも映像作品としての完成度は高い。少なくとも映画「さよならジュピター」よりはずっといい。
 欲をいえば、説明不足のためで強引な感じがした火星の巨大構造物とその製作者の設定の導入にもう少し理屈・根拠付けをしっかりして唐突さを弱めれば、ラストの壮大さにもう少し浸れたかと思います。