携帯電話の未来〜入浴中の話題から〜

 携帯電話は、もっとテレパシーと見分けのつきにくいものになるかもしれませんね。

 たとえば、イヤリングとか眼鏡とかペンダントとか指輪の形の電話。もっと進めると、そういう形をした電話、ではなくて、電話機能が装飾品の機能の一部、当然の添え物としてつくようになったり。いまデジカメがごくあたりまえに携帯電話の機能として追加されているみたいに。そうなると電話機能のついたアクセサリを一人でいくつも持つことにもなるでしょうか。

 電話番号をいちいち入力しなくても呼びかけ音声で電話を掛けることができるものは今でもあるでしょうけど、いつでもスピーカーが耳に近いところにあるようになれば、着信側でも呼び出し音なしで、いきなり耳元でささやきかけるようなインタフェースにもできますね。

 留守番機能は必要とされつづけるでしょう。けど、ここでも、たとえば古いものほど低い音程で間延びして聞こえるようにするとおもしろいかも。あんまり古いのになると可聴周波数を下回って聞こえなくなるとか。古いメッセージが放置されると、聞いたときに地獄の底からかすかに響いてくるような怨めしげな声になってしまったり。