トゥモロー・ワールド

もう少し明るいアクション系の映画を期待していたが、暗くて地味なSF映画だった。子供がひとりも生まれなくなって18年ほども経つ世界に妊娠した黒人の少女が現れ、暴動で荒れる銃撃戦の市内で赤ん坊が生まれる。その赤ん坊の泣き声と母子の姿に周りの者がつかのま武器を握る手を降ろし頬をゆるめて手を伸ばそうとするシーンは印象的だった。